フコイダン

フコイダンは癌(がん)細胞を細胞死させる

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体内でガン細胞が発生する三つの原因

体内にガン細胞が発生する主な原因には、大きく分けて3つあります。

DNAのエラー

人間の体にある60兆もの細胞の中心には、DNAと呼ばれるらせん状にねじれた形の遺伝子があり、それにより様々な目的を持つ細胞を形成しています。
DNAの長さはニメートル弱で、内部には情報がぎっしり詰まっており、細胞核の中に小さく折りたたまれてしまわれています。
細胞が細胞分裂する際にはDNAが複製されますが、複製に失敗した場合、エラーが起きた細胞が生まれてガン細胞となり、増殖することがあります。

発ガン物質によるもの

食物やたばこ、排気ガスやカビなどに含まれる発ガン物質によって、正常細胞が影響を受けて遺伝子に傷が付き、癌(がん)細胞へと育ってしまいます。

活性酸素の発生

人間は生きていくために酸素を必要とします。体内に酸素が取り入れられるとき、副産物として活性酸素を発生させます。
活性酸素は「LDLコレステロール」を酸化させて悪玉コレステロールを作り出すことで有名な物質ですが、更に正常な細胞を傷付け、ガン細胞化させてしまうという恐ろしい習性も持っています。
また、アルツハイマー性痴呆症もこの活性酸素による脂質過酸化反応が原因とされています。

ガン細胞の元は常に体内で発生している

ガンは遺伝子の病気だと第一章で述べましたが、注意しなければいけないのは、健康な人でも数100万分の一の確率で、遺伝子の情報伝達に間違いを起こす可能性があるということです。

私たちの体内では実際、毎日数千個の割合でガンの元になる細胞が発生しているとされています。

しかし、人間はそう簡単にガンになるものではありません。

このような異形の細胞は、ちゃんと身体が防御してくれる仕組みになっています。

遺伝子に間違いがあった場合は、遺伝子修復プログラムによってその部分が修復されますが、修復不可能な細胞の場合は、細胞そのものを殺す必要があります。

この場合、細胞に組み込まれた自殺(アポトーシス)機能が働いて、自然消滅するようになっています。

それでも消滅しない細胞の場合は、身体の免疫機能によって殺されます。

ところが、体内に活性酸素が大量に発生すると、それだけガン細胞の元が発生する率も高くなります。

自然消滅せず、更に身体の免疫機能でも異常な細胞を殺せなかった場合、その細胞はガン細胞となり、わずか27回分裂を繰り返しただけで、すぐに5ミリほどの腫瘍に育ってしまいます。

ちなみに、正常細胞がガン細胞になるまでには、通常は20~30年という非常に長い時間がかかります。

ガンがお年寄りに多いのは、ガン細胞が育つまでにそれほどの期間がかかるからです。

アポトーシス機能を失ったガン細胞は増殖し続ける

もちろん、それはどの長い時間をかけてガン細胞が育つのであれば、異常な細胞が癌(がん)細胞になる前に排除したり、ガン細胞がまだわずか少数のうちにやっつけてしまえば大丈夫だと思う人もいるかもしれません。

しかし、実際にはそう簡単にいきません。

ガン細胞が増殖してたとえ百万個に増えたとしても、今の診断技術では発見することはできないのです。

検査で発見できるのは、ガン細胞が5ミリほどに育ってから。

しかしその段階では、ガン細胞はなんと1億3千万個以上にまで増殖しています。

前章でも述べましたが、正常な細胞の場合、古い細胞はアポトーシス機能により自然死し、また新たな細胞が生まれて入れ替わります。

それに対して、ガン細胞はアポトーシス機能に障害を来した、半永久的に生き続ける異常な細胞ですので、死に絶えることなく体内でどんどん増殖し続けていきます。

その上、増殖と転移を繰り返す特性があるので、これほどたちの悪い細胞はありません。

どんなに最新鋭の技術を施しても、医療機関で行われている現行の標準治療では、とても太刀打ちできない現実があります。

しかも標準治療は、効く可能性自体は低いのに、患者の体力や免疫力までも奪ってしまいます。

アポトーシスによるフコイダンの目覚ましい効果

そこで、ガン細胞に対してアポトーシスを促すフコイダンが現在、医療機関や医者、研究者の注目を集めています。

フコイダンがガン細胞に対して劇的な効果があることが認められたのは、1996年に行われた日本癌学会での発表がきっかけでした。

農林水産省が支援している「糖鎖工学研究所」の研究によると、結腸ガン細胞を約1万個入れたシャーレの中に、昆布から抽出して液体化したフコイダン(1リットルあたり1グラムの濃度)を加えると、24時間後にはガン細胞が半分になり、72時間後にはほぼ消失したというのです。

逆に、同じガン細胞にフコイダンを与えない場合は、癌(がん)細胞は十倍に増えたことも同時に報告されました。

胃ガンや骨髄性白血病細胞に対しても同じ実験を行っており、同じ結果が導き出されています。

それ以降も、2001年の日本癌学会では「養殖昆布仮根の抗腫瘍性成分」、2002年には「養殖昆布仮根に含まれるフコイダンとその抗腫瘍性」と題して、次々とフコイダンのガン細胞の増殖抑制についての研究が進められています。

また、島根大学の研究でも、ヒトのガン細胞の培養液にフコイダンを加えると、24時間でガン細胞が半減し、その後もほぼゼロになるまで死滅していくことが明らかになっています。

この際、フコイダンは正常細胞にはダメージを与えなかったので、フコイダンはガン細胞にのみアポトーシス作用を誘導することが分かりました。

人間の大腸ガン細胞を移植したマウスに、4週間フコイダンを与え続けるという動物実験も行われています。

フコイダンを与えなかったマウスのガン細胞が11倍に増えたのに対して、フコイダンを与え続けたマウスは3.5倍の増殖をするにとどまりました。

ガン細胞を自殺に導くフコイダン

このような実験によるガン細胞の消滅について調べると、ガン細胞が自ら死を選んだことが分かりました。

つまり、フコイダンがガン細胞のアポトーシス作用を誘導したのです。

また、これらの実験で、フコイダンを多く与えれば与えるほど効果的だということも分かっています。

まず、体内に入ったフコイダンは、直接ガン細胞の表面と接触すると、自滅を促すシグナルを出します。

するとガン細胞のDNAは破壊され、死滅します。

更にフコイダンは、この破壊に失敗した場合には、ガン細胞に対して別の攻撃を仕掛けます。

フコイダン自らが直接ガン細胞の表面に穴を開けることで、ガン細胞内に「パーフォリン」と呼ばれる毒素を発生させて、結果的にDNAを破壊します。

このようにフコイダンは、2段階に分けてガン細胞に対してアポトーシスを促すことが判明しています。

フコイダンがガン細胞に働きかけ、アポトーシス作用をうまく誘導してくれることで、ガン細胞の増殖を抑えることはもちろん、他の臓器への浸潤や転移も食い止めてくれるのです。

今後更に研究が進み、多くの人がフコイダンの有効性に気付いたとしたら、日本のガン治療の現場は大きく変化することでしょう。

早くその日が来ることを、心から願ってやみません。

抗ガン剤治療や放射線治療が、正常細胞までも巻き込んでガン細胞を攻撃する爆撃ミサイルのようなものとするならば、フコイダンはピンポイントでガン細胞のみを選択して死を促す、非常に高性能な精密誘導爆弾と言えます。

フコイダンのパワーで、私たちの体内に1日数千個も生まれているガンの元の細胞を抹殺することはもちろん、既にできたガンの腫瘍も消滅させてくれるとしたら、これほど素晴らしいことはありません。

フコイダン


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